◎〔NY金市況・詳報〕金現物、続落=米中協議の進展期待で魅力低下(8日)

配信元:時事通信社
投稿:2019/11/09 07:07
 8日の金現物相場は続落。米中貿易協議に進展がみられたことから、金の安全資産としての魅力が低下し、3カ月ぶり安値を付けた。週間の下落率は3年ぶりの大きさとなる見通し。
 金現物は米東部時間午後1時56分(1856GMT)時点で、0.3%安の1オンス=1463.20ドル。一時、8月5日以来の安値となる1455.80ドルを付けた。週間では約3.4%下落し、2016年11月以来の大きな下落率となる。
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)金先物中心限月12月きりの清算値は、0.2%安の1462.90ドル。
 TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ライアン・マッケイ氏は「リスク市場が上昇している。ドル高が進み、株式市場は史上最高値を付けている。(金は)ここ数カ月はロングポジションの取り分が積み上がっていたが、それが消え始めている」と解説した。
 米ホワイトハウスの報道官は、米中貿易協議が合意に至れば制裁関税が解除される可能性があると述べた。詳しい内容は明らかにしていない。
 ドルは他の主要通貨に対して3週間ぶり高値に上昇。一方、世界各地の株式市場は前日に1年9カ月ぶり高値を付けた後、反落した。
 トランプ米大統領は8日、報道陣に対して対中関税の撤回には合意していないと述べ、貿易協議をめぐる不透明感も広がった。
 オアンダのシニア市場アナリスト、クレイグ・エルラム氏は「いまは多くの臆測に基づいて取引されており、確かな証拠や特定されたものはない」と指摘した。(ロイター時事)
[時事通信社]
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