ベストワンドットコム—社長の横顔

配信元:フィスコ
投稿:2019/10/31 14:15
「クルーズ旅行・船旅を通じて全てのお客様に初めての感動体験を」という経営理念を掲げ、日本ではまだ富裕層向けとみられているクルーズ旅行をインターネットで販売、多くの人に船旅の機会を提供することで成長著しいベストワンドットコム<6577>
創業以来右肩上がりで成長を続づける同社の澤田秀太(さわだ ひでたか)社長は言う。
「当社ほど、リーズナブルな価格で充実したクルーズ旅行を提供できる会社はないと思います」

同社のビジネスモデルは、大手旅行代理店であれば、利幅が薄く仕入れをためらう6泊など短期で低価格の乗船券を多く仕入れ、若年層・未体験者をターゲットにインターネットで集客・販売するものだ。片道だけ、短い繋ぎのクルーズ等、お買い得な商品を仕入れる目利き力は同社の強みである。また、インターネットで集客、決裁し、リアルな店舗を持たないのでコストがかからず、低価格でチケットを販売できる。

一方、同社の独自商品「ベストワンクルーズ」は、クルーズの乗船券と往復の飛行機をパッケージにしたツアーで、主には海外、イタリアまで飛行機で飛び、エーゲ海を巡るクルーズを楽しむというミニマムパッケージを販売している。日本のクルーズの市場では、まだまだ短期のクルーズの需要が高い。しかし、今後、働き方改革が進めば、やがては欧米型の長期のクルーズへの需要も高まり、市場も拡大していくと予測する。
「少しでも安くクルーズ旅行を身近にしたい。船旅をまだ経験したことがない若い世代、未経験の方にも楽しんでいただきたいですし、日本に広めていきたいんです」

高校生の夏休み、家族旅行でカリブ海のクルーズに出かけたのが最初の船旅の経験だったという。そのときの感動体験が現在の仕事への情熱になっている。15年程前までは、クルーズ旅行は日本の大手旅行代理店がチョイスした商品しかなく、外国船発着のクルーズに関する情報はネット上にはほとんどなかった。現在、同社の提供するクルーズ旅行の情報はWebサイトでは日本最大級である。クルーズ予約のNO.1プラットフォームとなるべく、広告、人材、システムへの積極投資を続ける計画だ。

「四方を海に囲まれた日本は、船旅での移動が便利です。神戸、横浜、福岡など寄港地全てで観光ができるなんて素晴らしいですよね。夜は船旅で食事を楽しみながら移動し、寄港地では朝から市街の観光を様々なプランで楽しむ。だから、日本人、外国人問わず観光客のニーズは高いんです。」
今後は、外国人観光客のインバウンド市場の開拓にも注力していく予定だ。インバウンドクルーズ顧客の取り込みをめざし、同社のサイトはすでに英語、台湾語、韓国語など多言語展開されている。今後3年をめどにインバウンドで10%の売上を作る計画だ。

「クルーズ・船旅予約と言えば、ベストワンというブランドを確立したいです」と澤田社長は熱く語っていた。

<SF>
配信元: フィスコ

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