午後:債券サマリー 先物は5日続落、5年債入札結果は無難に通過
17日の債券市場で、先物中心限月12月限は5日続落。きょうからあすにかけて行われる欧州連合(EU)首脳会議を控え、全般的に手控えムードが強かった。
5日の米長期債相場は米消費減速懸念を背景に反発したが、東京市場の反応は薄かった。こうしたなか、大詰めを迎えている英国のEU離脱交渉に進展思惑が浮上していることや、足もとで為替相場が安定していることを背景に日銀によるマイナス金利の早期深堀り観測が後退していることが重荷となり、徐々に売りが優勢となった。午後に入ると、この日に実施された5年債入札が無難な結果となったことを手掛かりに下げ渋る動きとなったが、追随買いは広がらず上値は重かった。なお、入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が3銭と前回(9月11日)と同じで、応札倍率は3.69倍と前回の3.61倍をやや上回った。
この日の先物12月限は154円35銭で始まり、高値は154円35銭、安値は154円18銭、終値は前日比5銭安の154円30銭。出来高は2兆547億円となった。
現物債の利回りは午後3時過ぎ時点で、10年債が前日比0.005%上昇のマイナス0.160%、20年債が同0.005%上昇の0.220%、30年債が同横ばいの0.385%だった。
出所:MINKABU PRESS
5日の米長期債相場は米消費減速懸念を背景に反発したが、東京市場の反応は薄かった。こうしたなか、大詰めを迎えている英国のEU離脱交渉に進展思惑が浮上していることや、足もとで為替相場が安定していることを背景に日銀によるマイナス金利の早期深堀り観測が後退していることが重荷となり、徐々に売りが優勢となった。午後に入ると、この日に実施された5年債入札が無難な結果となったことを手掛かりに下げ渋る動きとなったが、追随買いは広がらず上値は重かった。なお、入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が3銭と前回(9月11日)と同じで、応札倍率は3.69倍と前回の3.61倍をやや上回った。
この日の先物12月限は154円35銭で始まり、高値は154円35銭、安値は154円18銭、終値は前日比5銭安の154円30銭。出来高は2兆547億円となった。
現物債の利回りは午後3時過ぎ時点で、10年債が前日比0.005%上昇のマイナス0.160%、20年債が同0.005%上昇の0.220%、30年債が同横ばいの0.385%だった。
出所:MINKABU PRESS
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