アーレスティ、今期経常を72%下方修正、配当も4円減額

配信元:株探
投稿:2019/10/17 15:30
 アーレスティ <5852> が10月17日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→7億円(前期は29億円)に72.0%下方修正し、減益率が13.9%減→75.9%減に拡大する見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の6億円→1億円(前年同期は3.4億円)に83.3%下方修正し、一転して70.8%減益見通しとなった。

 業績悪化に伴い、今期の上期配当を従来計画の10円→8円に減額し、下期配当も従来計画の12円→10円に減額修正した。年間配当は従来計画の22円→18円(前期は22円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期連結累計期間における経済情勢は、米中貿易摩擦の長期化や中国、インドにおける経済成長の鈍化に加え、各国の自動車に対する政策変更等の影響もあり、自動車販売が減速しています。このためダイカスト事業の販売量が国内・海外ともに弱含みで推移し、売上高は当初計画を下回る見込みとなりました。また、利益面についても、原価低減や生産性改善等に努めたものの、販売量下振れの影響を補うまでには至らず、当初計画を下回る見込みとなりました。 こうした状況に対し、当社グループでは今年度からスタートした1921 中期経営計画に基づき、より一層の原価低減活動と生産性改善に向けた施策を実施してまいりますが、通期連結業績予想につきましても、第2四半期の見通しを踏まえ見直しを行った結果、引き続き自動車販売の減速が続くことが予想されることから、現状の業績動向に沿って前回公表値を修正いたします。 なお、為替レートにつきましては、107.0円/米ドル、16.0円/元、1.5円/インドルピーを前提としております。

  当社は、中長期的な事業発展のための財務体質と経営基盤の強化を図ることを考慮しつつ、適正な利益還元を行うことを基本方針とし、中長期の企業成長に必要な投資額及び配当性向を勘案したうえで、連結業績の動向も十分考慮した配当を行っていくこととしております。 業績が当初計画を大幅に下回る見通しとなったことを踏まえ、当社の方針から総合的に判断し、誠に遺憾ではございますが、第2四半期末配当(中間配当)及び期末配当予想を修正させていただきます。(注)本資料に記載されている業績見通し等は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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