医薬品流通株が上昇 オピオイド系鎮痛剤を巡る訴訟で和解案提示との報道=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/10/17 00:01
 マッケソンやアメリソースバーゲン、カーディナル・ヘルスとといった医薬品流通を手掛ける銘柄が上昇。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、オピオイド系鎮痛剤の販売を巡る訴訟で、上記3社は全ての訴訟決着へ合わせて180億ドルを支払う和解案を提示したと伝えた。

 また、別の報道では3社に加え、ジョンソン&ジョンソン(J&J)が州司法長官のグループとの協議で提案を行ったと伝えている。J&Jは40憶ドルの和解金を提案したという。

 そのほか、全米規模の訴訟に直面するテバは全ての訴訟を決着させるため、オピオイド過剰摂取に対応する薬を含むジェネリックを150億ドル余り無償提供することを提案した。 

 オピオイド訴訟はクリーブランドで最初の連邦裁の審理が近く開かれる予定だが、全ての提案が受け入れられた場合、審理は延期になる公算が大きいという。

(NY時間10:49)
マケッソン 147.00(+8.83 +6.39%)
アメリソースバーゲン 87.46(+4.26 +5.12%)
カーディナルヘルス 50.21(+2.31 +4.82%)
テバ 7.29(+0.32 +4.52%)
ジョンソン&ジョンソン 136.10(+3.26 +2.45%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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