日本株反発、全力買いします…(10/9版)

著者:中原良太
投稿:2019/10/08 19:00

正直、五分五分なところですが、、、

IQ上位2%の投資家、中原良太です。

米国株が反落したものの、
今度は日本株が反発しました。

通常、

「米国株が上がると日本株も上がる」
「米国株が下がると日本株も下がる」

というように、

株式市場は国内外で、
連動する傾向があります。

あべこべな動きをしていて、
ハッキリしませんね。

今のように、

方向感が定まらない、
「ボックス相場」は、
僕がイチバン苦手とする相場です。

9月のようにグイグイ上がるか、
去年末のようにグイグイ下がるか、

一方向に動いてくれれば、
とてもやりやすいのですが…。

とはいえ、

こんなハッキリしない時期こそ、
無理は禁物だと考えております。

苦手な相場で、
無理して利益を狙うと、

「手痛いしっぺ返し」
を食らうのが経験則でして。

「苦手な相場では、静かにしている」
ように努めます…。

ひとまず、

足元の相場は上がっているので、

明日の朝イチバンに、
小型株を打診買いしようかと。

その後の取引については、
相場の動き次第で決めるつもりです。

【これまでの資産変動】
10/7:989万8766円
10/8:990万0966円(前日比+2200円)

◆  ◆  ◆

8月まで持っていた、
安定成長株を1つ紹介します。

中央自動車工業<8117>

自動車用品商社。

足元10年間の業績が好調で、
株価もお買い得だったので、
去年末から半年ほど持っていました。

他に激安株を見つけたので、
今はそちらに乗り換えましたが、
同社株もまだ割安だと思います。

ざっと企業価値を見積もってみたのですが、
かなりお買い得だと思ったので共有します。

まず、同社の財産価値をザッと見積もると、

現金:11173百万円
掛金:3084×0.8=2467百万円
証券:9629×0.8=7703百万円
資産計:21343百万円
負債計:5162百万円

ネットネット:16181百万円
発行済株式総数:20,020,000株
⇨1株あたりネットネット:808円

と、こんな感じ。

同社の株価は2000円ほどですが、

「仮にいま倒産しても、4割くらいは、
現金として戻ってきそうだぞ〜!」
という感じであります。

また、同社の10年分の有価証券をもとに、
収益性についても分析してみました。

直近はいささか業績が良すぎる印象があるので、
「過去10年間の平均利益」を使って、
同社の収益価値を算出しました。

※ここでの利益は、バフェットの「株主利益」を採用しています

すると、

同社の収益価値は1株あたり99円/年ほど。
益回りは5%強といったところでしょうか。

これらの情報をもとに、
理論株価(割引率10%、成長率0%)を、
手堅く算出してみると、

理論株価
=清算価値+収益価値(10年)
=808円+99円×10=1798円

という結果が得られました。

同社の理論株価は1798円。

とはいっても、

この価値は、
「固定資産を抜き」に考えて、
「利益が6割減」したことを、
前提に考えているかなり保守的な見積もりです。

これだけ保守的に見積もった上での理論株価なので、
少し株価が高いくらいでも問題ないかと。

その上で、

10月8日時点、
同社の株価は2004円で、
理論株価の1.1倍ほどです。

さほど悪くない買い物に見えます。

「目先10年間で、年率5%は手堅そう」
という印象ですなぁ。

今年に入ってから、
株価は3割高ほどですが、

最高値の更新があれば、
ふたたび上値が軽くなるとも期待できます。

株価が理論株価を下回った場合や、
高値更新があった場合など、

状況に応じて買ってみても良さげです。

ウォッチリストに入れておいてはいかがでしょうか。

◆  ◆  ◆

足元の取引方針についてですが、

10/8の時点で、
日本株が全面高となったので、
試しに小型株を打診買いする予定です。

当たるか当たらないかは、
正直、五分五分なところですが、

「相場が反落したら素早く撤退する」
ことを条件に、短期取引で攻める予定です。

ひとまず、

取引の根拠としては、

「週末は株価が上がりやすいぞ〜!」
というデータが豊富なことに加え、

「日本株はいちど騰がり始めると続伸しやすい!」
という傾向を、個人的にも確認しております。

ただし、

「去年の暴落もあり、10月は上値が重くなりそうだぞ!」
「もともと秋の季節は株価が上がりにくいぞ!」

といった傾向もございます。

勝算は薄い勝負だと思いますので、
「すこしでも雲行きが怪しくなったら、
すぐに株を売って現金化する」
ことを心がけて臨みます。

早めの損切りを心掛けて、
「暴落に飲み込まれない」
ようにだけ、気をつけましょう…!

以上。

IQ上位2%の投資家、中原良太でした。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想