景気後退を見込む割合はこの10年で最も高い水準=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/09/18 01:29
 NY時間の昼にはいてドル円は108円台前半の値動きが続いている。きょうはサウジ石油施設への攻撃に端を発したリスク回避の雰囲気も一服しており、ドル買いは一服しているものの、円安の動きがドル円を下支えしている。本日の100日線は108.05円付近に来ており、その水準を固める動きも出ているようだ。全体的には明日のFOMCの結果待ちといった雰囲気が強い。

 米大手銀が毎月実施しているファンドマネジャー調査によると、1年先の景気後退を予想している割合はこの10年で最も高水準に上昇した。景気後退はないとの回答が59%となっているものの、あるとの回答は38%まで高まっており、その差は2009年8月以来の水準まで縮小している。

 また、米中貿易協議が来月に予定されている中、商品市場へのウェートを上げている投資家が増えており、「オーバーウェイト」としている投資家の割合は「アンダーウェイト」を5%ポイント上回った。

 更にユーロは割安と考えている投資家の割合は、8%ポイント減少して41%と2002年以来の低水準となったほか、ポンドについては約46%が過小評価されている考えているものの、前回調査からは19%ポイント低下している。

USD/JPY 108.11 EUR/USD 1.1064 GBP/USD 1.2501

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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