ドル円は100日線の水準を固める動きも 明日はFOMCの結果発表=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/09/18 00:49
 ドル円は108円台前半で推移している。きょうはサウジ石油施設への攻撃によるリスク回避の雰囲気は一服する中、ドル売り・円売りの動きからドル円は108円台前半での狭い範囲での上下動に終始している。ただ、108円台をしっかりと維持しており、100日線の水準を固める動きも見られている。8月後半からのリバウンド相場の流れを堅持しており、高値圏を維持している状況。

 100日線に到達し、次の材料待ちといった雰囲気だ。きょうからFOMCが始まる。明日の現地時間午後2時(日本時間19日午前3時)に結果が発表される。トランプ大統領による思い切った利下げへのプレッシャーは続いているものの、市場では今回は利下げを確実視も、利下げ幅は0.25%に留まるとの見方が大勢となっている。

 それは市場も十分に織り込んでおり、0.25%の利下げであればサプライズは無さそうだ。今回はFRBの経済見通しやFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)が公表され、むしろ、そちらが注目となりそうだ。朝方発表の8月の鉱工業生産も予想を上回る強い数字が出ていたが、足元のファンダメンタルズからすれば、FOMCメンバーはそうハト派にはなれそうもない中、2020年末の金利見通しをどのように見ているか注目される。

USD/JPY 108.15

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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