9月11日のNY為替概況

配信元:フィスコ
投稿:2019/09/12 04:38
 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円81銭まで上昇後、107円63銭へ弱含み戻して引けた。米国の8月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため米債利回りが上昇。ドル買いが優勢となった。また、中国が米国製品16品目を追加関税対象から除外すると発表するなど米中協議で譲歩する姿勢を示したため、米中貿易摩擦改善期待にリスク選好の円売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.0985ドルまで下落後、1.1012ドルまで反発して引けた。欧州中央銀行(ECB)の利下げや成長見通し引き下げを織り込むユーロ売りに拍車がかかった。

ユーロ・円は、118円30銭まで下落後、118円70まで反発。

ポンド・ドルは、1.2351ドルから1.2313ドルまで下落した。英国の合意ないEU離脱への懸念がくすぶり上値を抑制した。

ドル・スイスは、0.9941フランから0.9925フランまで下落した。

[経済指標]・米・8月生産者物価指数(PPI):前月比+0.1%(予想:0.0%、7月:+0.2%)・米・8月生産者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、7月:-0.1%)・米・8月生産者物価指数:前年比+1.8%(予想:+1.7%、7月:+1.7%)・米・8月生産者物価コア指数:前年比+2.3%(予想:+2.2%、7月:+2.1%)・米・7月卸売在庫改定値:前月比+0.2%(予想:+0.2%、速報値:+0.2%)・米・7月卸売売上高:前月比+0.3%(6月:−0.3%)

<KY>
配信元: フィスコ