東京株式(大引け)=113円高と4日続伸、円安進行で輸出株など堅調

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/09/06 15:41
東京株式(大引け)=113円高と4日続伸、円安進行で輸出株など堅調  6日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸。米中貿易摩擦への警戒感が後退したほか、為替の円安が進行したことも追い風となり買いが優勢となった。

 大引けの日経平均株価は前日比113円63銭高の2万1199円57銭。東証1部の売買高概算は11億4802万株。売買代金概算は2兆901億8500万円と2日連続の2兆円乗せとなった。値上がり銘柄数は921と全体の42%強、値下がり銘柄数は1124、変わらずは106銘柄だった。

 米国と中国は貿易協議を開催することで合意したことが好感され、前日のNYダウは大幅続伸。これを受けた、東京株式市場は買い優勢となった。特に、為替相場は約1カ月ぶりに1ドル=107円台に上昇したことから、自動車や機械、精密など輸出株が買われた。ただ、週末で見送り気分が強まったほか、今晩の米8月雇用統計の発表を控え様子見姿勢も強まり後場は一進一退が続いた。日経平均株価の200日移動平均線(2万1230円前後)が意識され、その近辺では売りに押される動きもみられた。

 個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>日産自動車<7201.T>マツダ<7261.T>など自動車株が高く、村田製作所<6981.T>TDK<6762.T>など電子部品株が買われた。長期金利の下げ止まり期待から、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など銀行株が上昇した。伊藤忠商事<8001.T>三菱商事<8058.T>など商社株も高い。

 半面、三井不動産<8801.T>三菱地所<8802.T>など不動産株が安く、JR東日本<9020.T>東急<9005.T>など鉄道株も安い。米出資先企業のIPOの際の時価総額が予想に比べ低迷する見通しと報じられたソフトバンクグループ<9984.T>が下落したほか、携帯電話事業のサービス開始が半年遅れる見通しと伝えられた楽天<4755.T>も値を下げた。JT<2914.T>セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>KDDI<9433.T>も安い。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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