東京株式(大引け)=4円高、売買低調続き上値重い展開に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/09/03 15:50
東京株式(大引け)=4円高、売買低調続き上値重い展開に  3日の東京株式市場は売買代金低調が際立つなか、方向感の定まらない展開となった。前日の米国株市場が休場で市場参加者が少なかった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比4円97銭高の2万625円16銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は8億4123万株、売買代金概算は1兆3874億8000万円。値上がり銘柄数は1485、対して値下がり銘柄数は561、変わらずは104銘柄だった。

 きょうの東京市場は、薄商いのなか日経平均は底堅さをみせたものの上値も重かった。前日の米国株市場がレーバーデーによる祝日に伴い休場だったことから手掛かり材料を欠いた。足もとは米中貿易協議進展への期待感が後退しており、先物絡みの売りが全体相場に重荷となったが、為替が1ドル=106円台前半で落ち着いた動きをみせたことから、売り圧力も限定的だった。日経平均は朝安後に切り返しプラス圏に浮上したが、2万600円台後半では売り物に押され、終盤手仕舞い売りで水準を切り下げた。ただ、かろうじて前日終値を上回り、TOPIXもプラスだった。業種別では33業種中28業種が上昇、個別株も東証1部全体の7割の銘柄が上昇した。一方、売買代金は前日よりやや膨らんだとはいえ、1兆3000億円台と閑散相場が際立っている。

 個別では、売買代金トップとなったファーストリテイリング<9983.T>がしっかり。任天堂<7974.T>もやや買いが優勢だった。ソニー<6758.T>が買われ、トヨタ自動車<7203.T>武田薬品工業<4502.T>なども堅調だった。アトラ<6029.T>が連日のストップ高に買われ、曙ブレーキ工業<7238.T>も活況高。チェンジ<3962.T>リンクアンドモチベーション<2170.T>も値を飛ばした。enish<3667.T>も上昇した。

 半面、東京エレクトロン<8035.T>が売りに押され、ファナック<6954.T>も下落した。ZOZO<3092.T>が売られ、アドバンテスト<6857.T>キーエンス<6861.T>ルネサスエレクトロニクス<6723.T>なども値を下げた。ホットランド<3196.T>が値下がり率トップに売り込まれたほか、東祥<8920.T>も大幅安。ブレインパッド<3655.T>も下落した。サニックス<4651.T>が安く、大日本住友製薬<4506.T>も値を下げた。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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