注目銘柄ダイジェスト(前場):カーメイト、CACHD、リクルートHDなど

配信元:フィスコ
投稿:2019/08/29 12:10
MDM<7600>:1670円(+104円)
大幅高。前日に上半期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の8.2億円から11.7億円に増額、減益予想から一転して大幅増益となる見通しに。人工股関節製品の売上好調などで、日米ともに計画を上回る伸長となっているもよう。第1四半期好進捗から上半期上振れ期待はあったとみられるが、7-9月期も同様に高い利益成長を確保、通期上振れ期待などは一段と高まる格好になっている。


CACHD<4725>:1194円(+92円)
急反発。保有するリクルートHD<6098>株の売却を発表している。リクルートHDが実施する株式売出に併せて、保有株386万9000株のうち200万株を売却する。株式売却益は19年12月期第3四半期において特別利益として計上する予定。売出価格は9月10日から12日の間に決定されるものの、同社株の平均簿価は1株2660円程度と推測され、相応の売却益が期待される形に。


ユニチカ<3103>:292円(-16円)
大幅続落。不織布やポリエステル製繊維の計76品目で、検査データを改ざんしていたと発表している。取引先と定めた基準や社内基準を満たしていない製品を適合品として出荷していたもよう。改ざんの発覚後も1年近く不正の公表と取引先への報告を見送っていたとされている。改ざんによる製品への悪影響はないとしているが、今後の信頼感低下によるシェアの低下など、先行きに対する懸念が先行する形に。


カーメイト<7297>:905円(+80円)
急伸。自民党があおり運転の罰則強化などを検討すると27日に報じられ、引き続き買い材料視されている。一部メディアによると、「罰則の強化やドライブレコーダーの普及促進を求める意見が出され、道路交通法の改正なども視野に対策の検討を進めることになった」という。カーメイトはドライブレコーダーとして使用できるカメラなどを販売しており、罰則強化が需要拡大につながるとの思惑から買いが膨らんでいるようだ。


リクルートHD<6098>:3076円(-237円)
急反落。大株主13社が持つ政策保有株1億2150万株の売出(オーバーアロットメント分を含む)実施を発表している。発行済み株式総数の約7.16%に当たり、持ち合い株の売却金額としては過去最大規模となる。株式価値の希薄化にはつながらないが、当面の需給悪化が警戒される形となっている。3000万株を上限とする自社株買いの実施も発表しているが、売り圧力はカバーしきれないとの見方が優勢。


イマジニア<4644>:798円(+7円)
大幅に反発。20年3月期の年間配当を従来予想の25.00円から30.00円(前期実績25.00円)に増額修正している。基本方針である安定配当と企業価値の向上を勘案した措置。配当予想の見直しが株主還元策の向上として好感されていることに加え、13日に年初来安値(770円)を付けてから株価が低位で推移していたことも値頃感を生み、買いにつながっているようだ。


Vデザイン<3960>:1739円(+47円)
急騰。ゆうちょ銀行<7182>が提供するスマートフォン決済サービス「ゆうちょPay」との接続に対応したと発表している。バリューデザインのハウス電子マネー管理システム「バリューカードASPサービス」を導入している飲食・小売店舗でのキャッシュレス決済の利便性向上を図る。今後はGMOペイメントゲートウェイ<3769>が基盤システムを提供する「銀行Pay」の加盟金融機関との接続・協業も視野に入れる。

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配信元: フィスコ

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