株安と伴にドル円は一時105.65円近辺まで下落 米2-10年債の逆イールドも鮮明に=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/08/28 02:03
 NY時間の昼になってドル円は戻り売りが続いており一時105.65円近辺まで下落している。米株が下げに転じ、下げ幅を広げる動きを示していることからドル円も追随している模様。また、米国債利回りの下げが続いており、2-10年債は逆イールドを鮮明にしている。米中対立への不透明感が根強いほか、景気後退への懸念もあり、リスク回避の円買いがドル円を圧迫しているようだ。目先はロンドン時間にサポートされた105.60円近辺が意識される。

 前日は心理的節目の105円を割り込んだものの、エスカレートしている米中貿易問題に対するトランプ大統領などからの楽観的なコメントに支えられ106円台まで戻していた。105円を割り込むとショート勢による達成感からの買い戻しが強まるようだ。

 しかし、106円台に入ると今度は戻り売りのオーダーも並んでいる模様で上値はなお重い。値ごろ感からの買い戻しも出ているものの市場は依然として下値指向を続けているものと思われる。

USD/JPY 105.71

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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