マザーズ先物見通し:米株高を好感し買い先行も、上値の重い展開か

配信元:フィスコ
投稿:2019/08/19 08:15
本日のマザーズ先物は、米国株の上昇など外部環境の改善を受け、買い戻しの動きが先行して始まりそうだ。独政府が景気対策のために財政均衡ルールを撤廃して歳出拡大する用意があると報じられたほか、中国政府も内需刺激のため可処分所得の引き上げ策を打ち出すと発表。前週末の米国市場では金利低下が一服したこともあって世界経済の減速懸念が和らぎ、NYダウなどの主要株価指数は大幅に上昇した。週明けの日経平均も続伸して始まることが見込まれ、投資家心理改善に伴いマザーズ先物にも買いが波及しそうだ。ただ、今週は21日から日米の閣僚級による通商協議が開催されるほか、23日には米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されている。市場では「重要イベントを前に結果を見極めたいとの思惑が広がる」とみられており、積極的な売買は手控えられることも想定される。上値のメドは860.0pt、下値のメドは840.0ptとする。 <FA>
配信元: フィスコ