ネクソンが急落、４～６月期は１９％営業減益

　ネクソン<3659.T>が急落し、東証１部の値下がり率ランキングで１位となっている。８日の取引終了後に発表した第２四半期累計（１～６月）連結決算が、売上高１４６９億４２００万円（前年同期比６．２％増）、営業利益６５５億８８００万円（同７．３％減）、純利益７２５億４５００万円（同８．０％減）と営業減益となり、特に４～６月期では１８．９％営業減益となったことが嫌気されている。

　韓国向け「メイプルストーリー」は好調を持続したが、中国向け「アラド戦記」が伸び悩んでいるほか、「ＦＩＦＡ　ＯＮＬＩＮＥ　４」などにかかるロイヤルティー費用やモバイルゲームのラインナップ増加に伴いクラウドサービス費用が増加した。また、研究開発費やモバイル事業の成長に伴うプラットフォーム費用などの増加も利益を圧迫した。

　なお、第３四半期累計（１～９月）業績予想は、売上高１９８５億３８００万～２０２９億１０００万円（前年同期比４．４％～２．３％減）、営業利益８６１億７４００万円～８９９億９４００万円（同８．８％～４．７％減）、純利益９４３億６９００万円～９７５億２８００万円（同６．７％～３．６％減）を見込んでいる。

　同時に、１９年８月９日から半年の間に、取得総額３００億円を上限とする自社株を実施すると発表したが、これに対する反応は限定的のようだ。

出所：minkabuPRESS