ラクオリア創薬が４日ぶり反発、Ｐ－ＣＡＢの新規用途に関する欧州特許出願に関し特許査定受領

　ラクオリア創薬<4579.T>が４日ぶりに反発している。６日の取引終了後、欧州で出願していたカリウムイオン競合型アシッドブロッカー（Ｐ－ＣＡＢ）の新規用途に関する特許について、特許査定の連絡を受けたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　Ｐ－ＣＡＢは、アシッドポンプ拮抗薬とも呼ばれる新しい作用機序の胃酸分泌関連疾患治療剤。同社によると今回の特許査定により、消化管運動異常が関与する症状を食間伝播性収縮運動（ＩＭＣ）フェーズ３収縮の発生によって改善する新しい用途が見出され、消化管機能調整剤または消化管運動賦活化剤として使用する権利が認められることになるという。なお、同件による１９年１２月期業績への影響はないとしている。

出所：minkabuPRESS