【買い】電算システム(3630)決算発表で再評価期待、クラウド材料も加わって業容拡大も◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/07/26 17:23

決算発表で再評価期待、クラウド材料も加わって業容拡大も

業種:情報・通信業
時価総額:346億円
PER:27.48倍
PBR: 3.58倍

 独立系のSI企業でシステムインテグレーションやBPO等の情報サービス事業、コンビニ払込票決済や国際送金等の収納代行事業が2本の柱。

 同社では複雑な設定が不要なデジタルサイネージを提供しており、国交省が昨年末にこれの規制緩和を発表していることも今後の追い風となりそう。以前は路上変圧器に広告を出すことが出来なかったが、今後は地域の観光情報や災害時の被災情報を流すことを条件に規制を緩和するとしている。電柱の地中化に伴い、路上変圧器は増加の傾向にある。デジタルサイネージの普及や需要拡大に向けた期待も高まると考えており、関連企業の引き合いも強まるとみられる。

 5月以降の株価推移は調整局面が続いたが、直近では大方の需給整理も一巡してきたとみられ、底堅さもみられるようになってきた。7月には米Looker Data Scieneces,Incとのパートナー契約を締結、クラウドのBIサービス「Looker」をBtoBで提供していくことを発表。次回の決算発表を7/30に控える中、出直り色を強めてきているだけに発表後の底放れに期待したい。
配信元: 達人の予想

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