概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日ぶり反発、不動産セクターに買い

配信元:フィスコ
投稿:2019/07/22 10:26
【ブラジル】ボベスパ指数 103451.9 -1.21%
19日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1264.7ポイント安(-1.21%)の103451.9で取引を終えた。104722.6から103387.8まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。内需関連の下落が指数の足かせとなった。また、イラン情勢を巡る地政学リスクへの懸念なども圧迫材料。一方、早期の米利下げ期待などが指数をサポートした。

【ロシア】MICEX指数 2700.57 -0.07%
19日のロシア株式市場は7日続落。主要指標のMOEX指数は前日比2.02ポイント安(-0.07%)の2700.57で取引を終了した。2726.89から2700.54まで下落した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと縮小させた。ブレント原油価格の下落が圧迫材料となり、資源の一角に売りが広がった。また、企業業績の悪化も関連セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、一部銘柄に買い戻しの動きが広がった。

【インド】SENSEX指数 38337.01 -1.44%
19日のインドSENSEX指数は続落。前日比560.45ポイント安(-1.44%)の38337.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同177.65ポイント安(-1.53%)の11419.25で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。企業業績の悪化が警戒され、関連セクターに売りが広がった。また、弱い経済指標も一段の景気減速懸念を強めた。6月の輸出は前年同月比で9.7%減少し、前月のプラス3.9%を大幅に下回った。同月の輸入増加率(同)も前月のプラス4.3%からマイナス9.1%に転落した。

【中国本土】上海総合指数 +0.79% +0.79%
19日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比23.02ポイント高(+0.79%)の2924.20ポイントと4日ぶりに反発した。

自律反発狙いの買いが先行する流れ。上海総合指数は18日まで3日続落し、足元で約4週ぶりの安値水準に落ち込んでいた。また、米国で早期利下げの期待が強まるなか、中国でも緩和的な政策が打ち出されるとの観測が広がっている。足元では、韓国やインド、マレーシア、フィリピン、ニュージーランド、オーストラリアが政策金利を相次ぎ引き下げた。

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配信元: フィスコ