ドル円は107円台後半 米債務上限引き上げは無難に通過か=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/07/19 02:23
 先ほどからドル円は下げ渋る動きが見られており、107.85円近辺での値動きとなっている。米株式市場で一時150ドル超下落していたダウ平均が下げ渋っていることで、ドル円も追随している模様。

 再び米債務上限引き上げの期限が迫っており、米財務省は9月初めにもデフォルト(債務不履行)に陥るリスクがあるとしている。しかし、フランスで開催されているG7に出席しているムニューシン米財務長官によると、トランプ政権と議会民主党は歳出水準のおおまかな数字で合意していると述べ、議会が夏季休会に入る前に、債務上限引き上げがまとまる道が開かれた可能性があるとの認識を示した。

 また、期限までに予算の細部が全てまとまらなかった場合、短期的な債務上限引き上げで妥協する考えも示唆した。ただ、ペロシ米下院議長は一時的な債務上限の引き上げには反対の姿勢を示している。市場もいまのところは、この問題に関して楽観的に見ており、今回は無難に通過できそうな気配も出ているようだ。

USD/JPY 107.83 EUR/USD 1.1228

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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