東京株式（前引け）＝続急落、全面安で値下がり銘柄数は２０００超

　１８日前引けの日経平均株価は前営業日比３４３円０６銭安の２万１１２６円１２銭と続落。前場の東証１部の売買高概算は５億４９５６万株、売買代金概算は９１１４億２０００万円。値上がり銘柄数は９９、対して値下がり銘柄数は２００９、変わらずは４１銘柄だった。

　きょう前場の東京市場は前日の米株安を引き継ぎ、リスク回避の売りに下値を模索する動き。日経平均は一時下げ幅が３５０円を上回り２万１１００円近辺まで売られた。３月期決算企業の第１四半期決算発表を控え押し目に買い向かう動きも限られている。外国為替市場では１ドル＝１０７円７０銭近辺と円高が進んでいることや、アジア株市場が軒並み安く推移していることも投資家心理を冷やしている。前場の値下がり銘柄数は２０００を上回り、ほぼ全面安商状となった。

　個別ではソニー<6758.T>が安く、キーエンス<6861.T>も売られた。村田製作所<6981.T>、キヤノン<7751.T>などが下落、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも軟調。トヨタ自動車<7203.T>など自動車株も下値を探る展開。エムアップ<3661.T>、アトラエ<6194.T>が急落、ＣＫＤ<6407.T>も大幅安。一方、低位株の曙ブレーキ工業<7238.T>が急騰、三桜工業<6584.T>も値を飛ばした。グレイステクノロジー<6541.T>、ＩＳＩＤ<4812.T>、ワイヤレスゲート<9419.T>なども高い。

出所：minkabuPRESS