米国株見通し:米国とイランの対立への懸念続く

配信元:フィスコ
投稿:2019/06/24 18:22
S&P500先物       2958.00(+ 7.50) (17:55現在)
ナスダック100先物  7777.75(+26.25) (17:55現在)

 17時55分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は60ドル高程度で推移している。欧州株式市場はほぼ全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.40ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、24日の米株式市場は買い優勢気味に始まりそうだ。

 ただ、イランの支援を受けたイエメンの反政府勢力がサウジアラビアの空港に2度目の攻撃を行ったことや、米トランプ政権が本日イランに対して新たな経済制裁を実施する方針を示していることで、中東情勢の緊迫化懸念が引き続き株式市場への売り圧力になる。一方、中国の王商務次官が「中国と米国の通商担当チームが協議を行っている」と発表しており、今週末のG20大阪サミット時の米中首脳会談にある程度期待が高まる。NY原油先物は、中東情勢の緊迫化懸念から買い継続の展開が見込まれる。

 本日発表となる米国の経済指標は、5月シカゴ連銀全米活動指数と6月ダラス連銀製造業活動指数。それぞれ2カ月連続のマイナスが予想され、株式市場にはややネガティブな材料となる可能性がある。__N <KK>
配信元: フィスコ