東京株式（寄り付き）＝続伸、米株の上昇加速受けリスク選好が続く

　２１日の東京株式市場はやや買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比２４円高の２万１４８７円と続伸。

　足もと世界的にリスクオンの流れが強まっている。前日の米国株市場ではＦＲＢの早期利下げに対する期待感を背景にＮＹダウが大幅続伸、過去最高値を目前に捉えている。Ｓ＆Ｐ５００指数は一足先に最高値を更新した。東京市場もこれを受けてリスクを取る動きが継続している。ただ、米利下げへの思惑が外国為替市場ではドル売りの動きを加速させており、足もとは１ドル＝１０７円台前半まで円高が進行、これが逆風材料となる可能性がある。フシ目の２万１５００円台では戻り売り圧力も意識され、上値は重そうだ。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、１８業種が高く、値上がり上位に石油、鉱業、海運など。一方、値下がりで目立つのは空運、建設、銀行など。

出所：minkabuPRESS