東京株式(大引け)=128円高、米利下げ観測を追い風材料に続伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/06/20 15:37
東京株式(大引け)=128円高、米利下げ観測を追い風材料に続伸  20日の東京株式市場は、前日の米株市場でNYダウなど主要指数が高かったことを受け、終始買い優勢の展開。先物絡みの買いが全体を押し上げた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比128円99銭高の2万1462円86銭と続伸。東証1部の売買高概算は10億1796万株、売買代金概算は1兆7927億円。値上がり銘柄数は1259、対して値下がり銘柄数は767、変わらずは118銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスク選好の流れが継続した。注目されたFOMCではFRBのハト派寄りの姿勢が改めて確認され、年内の利下げ観測が高まったことで、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数などがいずれも3日続伸と上値追い基調を継続。世界的な金融緩和の流れが意識されるなか、中国でも利下げ思惑を買い材料に上海株市場が上値指向を明示し、アジア株が総じて高くなったことも東京市場に追い風となった。一方、日米金利差縮小の思惑から外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが顕在化、1ドル107円台半ばまで円高が進行、これが自動車株など輸出株の一角に売りを誘発した。また、取引時間終了後に黒田日銀総裁の記者会見を控えており、この内容を見極めたいとの思惑から後場後半は上値の重い展開で、売買代金も低調だった。

 個別では、任天堂<7974.T>ファーストリテイリング<9983.T>が高く、東京エレクトロン<8035.T>アドバンテスト<6857.T>ファナック<6954.T>なども強い動き。
アルトナー<2163.T>がストップ高に買われ、ジャパンディスプレイ<6740.T>も活況のなか買い優勢だった。エムアップ<3661.T>ワイヤレスゲート<9419.T>が値を飛ばし、Ubicomホールディングス<3937.T>ディー・エル・イー<3686.T>も買いを集めた。

 半面、キーエンス<6861.T>が軟調、トヨタ自動車<7203.T>も売りに押された。ZOZO<3092.T>が安く、TDK<6762.T>も冴えない。クボテック<7709.T>が急反落、日本新薬<4516.T>レノバ<9519.T>なども値を下げた。三桜工業<6584.T>が利食われ、スシローグローバルホールディングス<3563.T>タクマ<6013.T>ユーグレナ<2931.T>なども下値を探る動き。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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