午後:債券サマリー 先物は上昇、日銀オペ結果などを好感
14日の債券市場で、先物中心限月9月限は上昇。米債券高を手掛かりに買いが先行し、午後は日銀の国債買いオペ結果を受けて上げ幅を広げた。
13日の米債券相場は続伸となり、米長期金利は2.09%に低下。この日に発表された米5月輸入物価指数が市場予想を下回ったことから米早期利下げ観測が強まったほか、米30年債入札が好調な結果となったことが材料視された。ホルムズ海峡付近で石油タンカーが攻撃されたことで地政学リスクも意識されるなか、東京市場でも安全資産とされる債券に買いが流入。午後に入ると、この日に実施された日銀オペで「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が前回の2.77倍から2,18倍に低下したことが伝えられ、需給の引き締まりを好感した買いで一段高となった。引け前には高値警戒感から上値が重くなる場面もあったが、時間外取引で米長期金利が2.08%に低下したことが下支えとなった。
この日の先物9月限は153円48銭で始まり、高値は153円57銭、安値は153円45銭、終値は前日比12銭高の153円56銭。出来高は2兆2767億円となった。
現物債の利回りは、10年債が前日比0.015%低下のマイナス0.130%、20年債が同0.015%低下の0.240%、30年債が同0.005%上昇の0.370%だった。
出所:minkabuPRESS
13日の米債券相場は続伸となり、米長期金利は2.09%に低下。この日に発表された米5月輸入物価指数が市場予想を下回ったことから米早期利下げ観測が強まったほか、米30年債入札が好調な結果となったことが材料視された。ホルムズ海峡付近で石油タンカーが攻撃されたことで地政学リスクも意識されるなか、東京市場でも安全資産とされる債券に買いが流入。午後に入ると、この日に実施された日銀オペで「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が前回の2.77倍から2,18倍に低下したことが伝えられ、需給の引き締まりを好感した買いで一段高となった。引け前には高値警戒感から上値が重くなる場面もあったが、時間外取引で米長期金利が2.08%に低下したことが下支えとなった。
この日の先物9月限は153円48銭で始まり、高値は153円57銭、安値は153円45銭、終値は前日比12銭高の153円56銭。出来高は2兆2767億円となった。
現物債の利回りは、10年債が前日比0.015%低下のマイナス0.130%、20年債が同0.015%低下の0.240%、30年債が同0.005%上昇の0.370%だった。
出所:minkabuPRESS
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