欧州株堅調でドル円値を戻す、ドル相場堅調=ロンドン為替概況
欧州株堅調でドル円値を戻す、ドル相場堅調=ロンドン為替概況
13日のロンドン市場は、総じてドルが堅調。取引終盤に香港株がほとんどの下げを解消したことで、売り先行で取引されていた欧州株がプラスに転じている。リスク選好的な円売りとともに米債利回りの低下一服のドル買いも加わった。ドル円は108.20台から108.50近辺へと反発し、東京午前の下げから値を戻した。小幅ではあるがその他通貨でもドル買いが優勢で、ポンドドルは1.2662レベル、豪ドル/ドルは0.6902レベルなどへ本日安値を広げた。ユーロドルは1.13近辺が重く、1.1284レベルに安値を広げた。トリア伊財務相は、EU財政目標を尊重することをユーロ圏の閣僚らに説明すると述べた。一方、EU副委員長は、イタリアはEU財政目標に届くために相当な改革措置が必要、と釘を刺している。英保守党党首選で、下院議員による第1回投票が実施されているがまだ目立った報道はみられていない。カナダドルが堅調。ホルムズ海峡でタンカーが攻撃を受けたとの報道に原油相場が急伸したことに反応した。スイス中銀は金融政策を予想通り据え置いた。3カ月LIBORに代わるを新たな政策金利を導入と発表している。
ドル円は108円台半ばでの取引。取引終盤に香港株がほとんどの下げを解消したことで、売り先行で取引されていた欧州株がプラスに転じている。リスク選好的な円売りとともに米債利回りの低下一服のドル買いも加わった。ドル円は108.20台から108.50近辺へと反発し、東京午前の下げから値を戻した。香港株の反発は、今日予定されていた「逃亡犯条例」改正案の審議が中止と発表されたことが事態収拾への期待につながったようだ。
ユーロドルは1.12台後半での取引。東京市場では1.13台乗せまでじり高となったが、ロンドン市場では再び軟化している。安値を1.1284レベルまで広げているが、前日海外市場での安値には達していない。欧州株が堅調に推移しており、ユーロ円が122円台前半で強保ち合いとなっていることが下げを緩和している。きょうはイタリア関連の報道が多くなっている。イタリア政府はEUからの財政制裁手続きを回避することに注力しているもよう。トリア伊財務相は、EUと7月9日までに合意できること模索、ユーロ圏の閣僚らにイタリアは財政目標を尊重していること説明するつもり、と述べた。一方、ドンブロスキスEU副委員長は、イタリアはEU財政目標に届くために相当な改革措置が必要、と釘を刺した。
ポンドドルは1.26台後半での取引。東京市場から引き続き1.27台が重くなっており、ロンドン序盤には安値を1.2662レベルまで広げた。その後も上値重く推移。ポンド円は序盤に137.10付近まで下押しされたあとは137.50近辺まで下げ渋り。ただ、東京午前の下げを消すには至らず。ユーロポンドは買い先行も、その後は値を戻している。昨日の海外市場では英労働党の合意なき離脱のための動議が議会で否決され、ポンド売りが強まった経緯がある。きょうは英保守党党首選で、下院議員による第1回投票が実施されているがまだ目立った報道はみられていない。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
13日のロンドン市場は、総じてドルが堅調。取引終盤に香港株がほとんどの下げを解消したことで、売り先行で取引されていた欧州株がプラスに転じている。リスク選好的な円売りとともに米債利回りの低下一服のドル買いも加わった。ドル円は108.20台から108.50近辺へと反発し、東京午前の下げから値を戻した。小幅ではあるがその他通貨でもドル買いが優勢で、ポンドドルは1.2662レベル、豪ドル/ドルは0.6902レベルなどへ本日安値を広げた。ユーロドルは1.13近辺が重く、1.1284レベルに安値を広げた。トリア伊財務相は、EU財政目標を尊重することをユーロ圏の閣僚らに説明すると述べた。一方、EU副委員長は、イタリアはEU財政目標に届くために相当な改革措置が必要、と釘を刺している。英保守党党首選で、下院議員による第1回投票が実施されているがまだ目立った報道はみられていない。カナダドルが堅調。ホルムズ海峡でタンカーが攻撃を受けたとの報道に原油相場が急伸したことに反応した。スイス中銀は金融政策を予想通り据え置いた。3カ月LIBORに代わるを新たな政策金利を導入と発表している。
ドル円は108円台半ばでの取引。取引終盤に香港株がほとんどの下げを解消したことで、売り先行で取引されていた欧州株がプラスに転じている。リスク選好的な円売りとともに米債利回りの低下一服のドル買いも加わった。ドル円は108.20台から108.50近辺へと反発し、東京午前の下げから値を戻した。香港株の反発は、今日予定されていた「逃亡犯条例」改正案の審議が中止と発表されたことが事態収拾への期待につながったようだ。
ユーロドルは1.12台後半での取引。東京市場では1.13台乗せまでじり高となったが、ロンドン市場では再び軟化している。安値を1.1284レベルまで広げているが、前日海外市場での安値には達していない。欧州株が堅調に推移しており、ユーロ円が122円台前半で強保ち合いとなっていることが下げを緩和している。きょうはイタリア関連の報道が多くなっている。イタリア政府はEUからの財政制裁手続きを回避することに注力しているもよう。トリア伊財務相は、EUと7月9日までに合意できること模索、ユーロ圏の閣僚らにイタリアは財政目標を尊重していること説明するつもり、と述べた。一方、ドンブロスキスEU副委員長は、イタリアはEU財政目標に届くために相当な改革措置が必要、と釘を刺した。
ポンドドルは1.26台後半での取引。東京市場から引き続き1.27台が重くなっており、ロンドン序盤には安値を1.2662レベルまで広げた。その後も上値重く推移。ポンド円は序盤に137.10付近まで下押しされたあとは137.50近辺まで下げ渋り。ただ、東京午前の下げを消すには至らず。ユーロポンドは買い先行も、その後は値を戻している。昨日の海外市場では英労働党の合意なき離脱のための動議が議会で否決され、ポンド売りが強まった経緯がある。きょうは英保守党党首選で、下院議員による第1回投票が実施されているがまだ目立った報道はみられていない。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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