東京為替:ドル・円は下げ渋り、ユーロ・円にらみの展開

配信元:フィスコ
投稿:2019/05/23 12:16
23日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株や中国株の軟調で円買いが先行したが、ユーロ・円の売り一服でドルは小幅に値を戻した。



ドル・円は110円30銭台で寄り付いた後、日経平均株価や上海総合指数の弱含みで円買いが先行し、ドルは一時110円10
銭台に軟化。その後はユーロ・円が下げ渋り、ドルは110円20銭台に値を戻した。



ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先も日本株安継続を見込んだ円買いに振れやすい。上海総合指数や欧米株式先物のマイナス圏もドル売り要因。ただ、引き続きクロス円が持ち直せばドルは底堅く推移しよう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円13銭から110円36銭、ユーロ・円は122円79銭から123円08銭、ユーロ・ドルは1.1148ドルから1.1157ドルで推移した。

【要人発言】

・雨宮日銀副総裁
「現在の強力な緩和策を粘り強く続けることが重要」
「出口の際の金利水準調整は、内外市場への影響に十分配慮」

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配信元: フィスコ