ダウ平均は反発 ファーウェイ措置に一部猶予でＩＴ・ハイテク株反発 百貨店が下落＝米国株前半

NY株式21日（NY時間13:16）
ダウ平均　　　25844.51（+164.61　+0.64%）
ナスダック　　　7788.36（+85.99　+1.10%）
CME日経平均先物　21365（大証終比：+115　+0.54%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。前日下落していた半導体などＩＴ・ハイテク株に買い戻しが入っており、相場を押し上げている。米商務省が事実上のファーウェイ向けの輸出禁止措置に関し、既存のネットワークやスマホの保守などに限って８月１９日までの猶予を設定したことで懸念が緩和している。ただ、新製品向けは禁止しており、あくまで暫定措置ではある。

　ダウ平均は寄り付きから上昇し、一時１９５ドル高まで上昇。その後は上げが一服しているものの、高値圏での推移は続いている。

　きょうは小売株の一角が軟調。百貨店やホームセンターが決算を発表しており嫌気されている模様。百貨店ではコールズやＪＣペニーの決算が発表になっていたが、既存店売上高が予想以上の落ち込みを示すなどネガティブな内容となっていた。
　
　ダウ採用銘柄ではアップルやインテル、シスコシテムズが反発しているほか、キャタピラー、ユナイテッド・テクノロジーズ、ボーイングが上昇。一方、コカコーラ、Ｐ＆Ｇ、ウォルマートが下落。

　ナスダックは大幅反発。アマゾンやテスラが下落しているものの、アップルやネットフリックス、フェイスブックが上昇。クアルコム、マイクロン、エヌビディアも買い戻されている。

　バルブ製造のサーコア・インターナショナルが急伸。産業機器のクレインが敵対的買収提案を行ったと伝わっている。１株４５ドルの現金での買収提案で前日終値を４７％上回る。

　オフロード車やスノーモービルなど娯楽用車両製造を手掛けるポラリス・インダストリーズが上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたほか、目標株価も従来の９６ドルから９９ドルに引き上げた。

サーコア　42.97（+12.31　+40.15%）
クレイン　83.35（-1.51　-1.78%）
ポラリス　88.80（+2.87　+3.34%）
ＪＣペニー　1.07（-0.08　-6.96%）
コールズ　57.37（-5.54　-8.81%）

アルファベット（C）　1151.18（+12.33　+1.08%）
フェイスブック　185.09（+2.37　+1.30%）
ネットフリックス　354.12（+6.01　+1.73%）
テスラ　205.29（-0.07　-0.03%）
アマゾン　1852.94（-6.03　-0.32%）
エヌビディア　154.87（+3.12　+2.06%）
ツイッター　37.45（+0.30　+0.79%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　138.74（+0.32　+0.23%）
Ｐ＆Ｇ　106.80（-0.53　-0.49%）
ダウ・インク　50.44（+0.36　+0.71%）
ボーイング　356.14（+3.35　+0.94%）　
キャタピラー　 124.56（+2.13　+1.74%）　
ユナイテッド　 135.33（+1.85　+1.38%）　
ビザ 　163.38（-0.09　-0.05%）　
ナイキ 　83.43（+0.58　+0.69%）
ウォルグリーン　52.53（+0.27　+0.52%）　
３Ｍ　　167.12（+0.87　+0.51%）　
エクソンモビル　 76.25（+0.35　+0.47%）　
シェブロン 　121.66（+0.82　+0.68%）　
コカコーラ 　48.54（-0.32　-0.64%）　
ディズニー 　134.12（+0.21　+0.16%）　
マクドナルド 　199.73（+0.74　+0.37%）　
ウォルマート　100.93（-0.60　-0.59%）
ホームデポ　　191.39（+0.44　+0.23%）
JPモルガン　111.60（+0.25　+0.23%）
トラベラーズ　 147.43（-0.75　-0.51%）
ゴールドマン　 198.49（+1.25　+0.63%）
アメックス　 120.16（+0.32　+0.27%）　
ユナイテッドヘルス　 249.64（+3.65　+1.51%）
ＩＢＭ　　136.50（+1.38　+1.03%）
アップル　 187.24（+4.15　+2.20%）
ベライゾン　　59.33（+0.32　+0.55%）
マイクロソフト　 126.94（+0.72　+0.56%）
インテル 　44.57（+1.01　+2.24%）
ファイザー　41.65（+0.06　+0.13%）
メルク 　79.47（+0.59　+0.75%）
シスコシステムズ 　56.57（+0.56　+0.99%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美