午前:債券サマリー 先物は3日続落、手掛かり難で小幅な値動き

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/05/21 12:08
 21日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は3日続落。前日の米債券市場では明確な方向感がなくやや売り優勢の流れを受け継ぎ小幅安。手係かり材料難による様子眺めムードで動意に乏しい展開となっている。

 20日の米国債券市場では目立った経済指標の発表がないものの、高値警戒感から利益確定売りや持ち場調整の動きがあり売られる展開となった。その流れを受け継ぎ、東京債券市場では売りが優勢。日経平均株価が反落したことが相場を下支えとなったものの、明日財務省による20年国債入札を控えていることもあり積極的な買いが手控えされた。なお、この日は日銀の国債買いオペ金額が3本(残存期間1年超3年以下、残存期間3年超5年以下、残存期間5年超10年以下)とも据え置かれた。

 午前11時の先物6月限の終値は前営業日比1銭安の152円61銭。出来高は1兆820億円だった。現物債の利回りは、10年債が前営業日比横ばいのマイナス0.050%、20年債は同横ばいの0.0365%となった。

出所:minkabuPRESS
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