明日の株式相場見通し=米中貿易摩擦懸念くすぶり日経平均は弱含み推移
あす(21日)の東京株式市場は、米中貿易摩擦の先行きに対する警戒感がくすぶり続けるなかで、投資家の買い手控えにより日経平均は弱含み推移となりそうだ。
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、寄り付き前に発表された1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値が、年率換算で前期比2.1%増と市場予想平均(同0.2%減)に反して増加したことや、外国為替市場での円安・ドル高進行も支えとなり、買い優勢の展開となった。ただ、輸入が急減したことにより差し引きで純輸出がかさ上げされてGDPが押し上げられたという内容の悪さが指摘されたことで、買いが続かず日経平均の上昇幅は縮小した。東証1部の売買代金は、1兆9846億円と、4月23日以来約1カ月ぶりにフシ目の2兆円を割り込む薄商いとなった」との見方が出ていた。
週明け20日の東京株式市場は、買い優勢で始まり日経平均は終始プラス圏で推移した。ただ、朝高後に伸び悩み、景気敏感株を中心に戻り売り圧力が意識された。日経平均株価終値は、前週末比で51円64銭高の2万1301円73銭と続伸した。
日程面では、4月の訪日外国人客数、4月の全国百貨店売上高、4月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、欧州連合(EU)総務理事会、OECD世界経済見通し、米4月の中古住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、寄り付き前に発表された1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値が、年率換算で前期比2.1%増と市場予想平均(同0.2%減)に反して増加したことや、外国為替市場での円安・ドル高進行も支えとなり、買い優勢の展開となった。ただ、輸入が急減したことにより差し引きで純輸出がかさ上げされてGDPが押し上げられたという内容の悪さが指摘されたことで、買いが続かず日経平均の上昇幅は縮小した。東証1部の売買代金は、1兆9846億円と、4月23日以来約1カ月ぶりにフシ目の2兆円を割り込む薄商いとなった」との見方が出ていた。
週明け20日の東京株式市場は、買い優勢で始まり日経平均は終始プラス圏で推移した。ただ、朝高後に伸び悩み、景気敏感株を中心に戻り売り圧力が意識された。日経平均株価終値は、前週末比で51円64銭高の2万1301円73銭と続伸した。
日程面では、4月の訪日外国人客数、4月の全国百貨店売上高、4月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、欧州連合(EU)総務理事会、OECD世界経済見通し、米4月の中古住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)
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