明日の株式相場見通し=米中貿易摩擦による企業業績不透明感で買い手控え
あす(16日)の東京株式市場は、きょう日経平均株価が8日ぶりに反発に転じたことで、投資家心理のある程度の改善は見込めるものの、米中貿易摩擦に伴う日本企業の先行き業績不透明感は継続することから、買い手控え姿勢が強まりそうだ。
市場関係者からは「トランプ米大統領が14日に米中貿易交渉の先行きを楽観視する見方を示したことで、同日の米株式市場でNYダウ平均株価が反発したことから、きょうの東京株式市場は買い優勢が予想されたものの、高かったのは寄り付き直後までで、前場は安い時間帯が目立った。ただ、後場に入ると中国・上海株市場などアジア株の堅調を好感し市場心理が改善、海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に買い戻しを入れたことから、大引けに掛けジリ高歩調となった。一方で、東証1部の騰落率上位銘柄の値動きがメリハリのある状態となっており、決算内容への投資家の反応は積極姿勢が目立った」との見方が出ていた。
15日の東京株式市場はリスクオフの巻き戻しで主力株を中心に買われ、日経平均は反発に転じた。令和に改元されてからの取引では初の上昇となった。日経平均株価終値は、前日比121円33銭高の2万1188円56銭と8日ぶりに反発した。
日程面では、青森県知事選告示(6月2日投開票)、4月の企業物価指数に注目。海外では、米4月の住宅着工件数、米5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
市場関係者からは「トランプ米大統領が14日に米中貿易交渉の先行きを楽観視する見方を示したことで、同日の米株式市場でNYダウ平均株価が反発したことから、きょうの東京株式市場は買い優勢が予想されたものの、高かったのは寄り付き直後までで、前場は安い時間帯が目立った。ただ、後場に入ると中国・上海株市場などアジア株の堅調を好感し市場心理が改善、海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に買い戻しを入れたことから、大引けに掛けジリ高歩調となった。一方で、東証1部の騰落率上位銘柄の値動きがメリハリのある状態となっており、決算内容への投資家の反応は積極姿勢が目立った」との見方が出ていた。
15日の東京株式市場はリスクオフの巻き戻しで主力株を中心に買われ、日経平均は反発に転じた。令和に改元されてからの取引では初の上昇となった。日経平均株価終値は、前日比121円33銭高の2万1188円56銭と8日ぶりに反発した。
日程面では、青森県知事選告示(6月2日投開票)、4月の企業物価指数に注目。海外では、米4月の住宅着工件数、米5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)
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