ＯＫＩ、前期経常を19％上方修正

　沖電気工業 <6703> が4月26日大引け後(15:15)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の130億円→155億円(前の期は85.1億円)に19.2％上方修正し、増益率が52.7％増→82.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の138億円→163億円(前年同期は118億円)に18.1％増額し、増益率が16.8％増→37.9％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　情報通信事業が引き続き順調に推移し、ネットワークやＩｏＴ関連など一部の案件において採算が改善したことや、外部流出費用抑制の取り組みで想定以上の効果が見込まれます。メカトロシステム事業では、ブラジルを中心に進めた構造改革の一部遅れによる影響を想定していましたが、国内や中国などにおいて費用構造の改善が進んだ結果これを補う見込みです。以上のことから連結全体では、営業利益および経常利益が前回予想値を上回る見込みであり、またその結果、上記でお知らせした減損損失の発生はあるものの、親会社株主に帰属する当期純利益についても前回予想値を上回る見通しです。