日本新薬、前期経常を11％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も12円増額

　日本新薬 <4516> が4月23日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の190億円→210億円(前の期は174億円)に10.5％上方修正し、増益率が8.9％増→20.3％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の108億円→128億円(前年同期は77.7億円)に18.5％増額し、増益率が39.0％増→64.7％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の58円→70円(前の期は52円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、国内医薬品、導出自社創薬品ウプトラビの海外売上に伴うロイヤリティ収入などが寄与し、期初予想を60億円上回る見込みで、1,140億円となる見通しです。利益につきましても、研究開発費が導入契約一時金の支払いなどにより期初予想を上回る見込みですが、増収によって営業利益200億円、経常利益210億円、親会社株主に帰属する当期純利益は160億円と期初予想より増加する見込みです。

　当社は利益配分に関する基本方針として、連結配当性向30％前後の配当を行うことを掲げております。上記業績予想の修正のお知らせのとおり、親会社株主に帰属する当期純利益が期初予想を上回る見込みであることから、期末配当金について12 円増配し1 株当たり41 円とし、年間配当金予想を1 株当たり12 円増額した70 円に修正いたします。