◎〔週間外為見通し〕ドル円、レンジ相場=連休控え、売り出やすい

投稿:2019/04/19 17:56
 来週の外国為替市場のドル円相場は、本邦勢による10連休を控えた持ち高調整の売りなどが圧迫要因となり、上値の重い展開が続くと想定される。
 今週のドル円は、1ドル=112円を挟んでもみ合った。週初に行われた日米貿易交渉は、具体的な内容は出ず無難に通過したことから反応は限定的だった。週半ばに発表された1〜3月期の中国国内総生産(GDP)の良好な結果を受けて、年初来高値(112円17銭)を付けた。そのほか、3月の米小売売上高も予想を上回るなどして112円台を試す場面も何度かあったが、利益確定の売りなどに下押され、方向感が出なかった。
 来週も「10連休を控え、積極的な取引は手控えられそうだ」(FX会社)との見方が強く、レンジ相場が続く見込み。また、「112円前後では国内輸出企業のドル売り・円買いも出やすい」(国内銀行)として、上値の重い展開が予想される。
 来週末に行われる日米首脳会談を前に、麻生太郎財務相とムニューシン米財務長官との会談も行われる予定で「日米通商交渉の行方を占う上で注目が集まる」(外為仲介業者)という。25日は黒田東彦日銀総裁の会見が予定されるが、「日銀のスタンスが変わることはないだろう」(銀行系証券)との見方が強く、影響は限られる見通し。また、1〜3月期の米GDPなど欧米の経済指標の発表も多く「ドル円も少し上下する可能性がある」(前出の国内銀行)との声も聞かれた。
 ユーロは今週発表された3月の独製造業PMIの悪化で、リスク回避ムードが強まり、売り優勢となっている。英国の欧州連合(EU)離脱問題も圧迫要因となっているため、軟調な展開が想定される。
 予想レンジはドル円が1ドル=111円00銭〜112円50銭。ユーロドルは、1ユーロ=1.1150〜1.1400ドル。(了)
[時事通信社]
配信元: 時事通信社
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