反落、ロシア財務相の発言が重しに=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/16 05:24
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=63.40(-0.49 -0.77%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.49~0.46ドル安。その他の限月は0.43ドル安~0.50ドル高。

 週末にシルアノフ露財務相が、石油輸出国機構(OPEC)は増産を決定する可能性があるとの認識を示したことが売りを誘った。同財務相は「米国が市場で優位になるなか、シェアを失うべきか、それとも減産合意をやめるべきかジレンマがある」と述べた。ただ、米国の制裁を背景としたイランやベネズエラの減産見通しのほか、OPECが少なくとも6月まで協調減産を続ける予定であることは下値を支えた。

 時間外取引から5月限は軟調に推移。通常取引開始後は63.03ドルまで下げ幅を広げた。ただ、引けにかけてはやや戻した。

minkabu PRESS編集部 

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