27日の株式相場見通し=先物主導で波乱展開継続も権利落ち分の即日埋めに関心

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/03/27 08:44
 27日の東京株式市場は、3月期末の配当などの権利落ち分が日経平均ベースで170円程度(市場筋試算)とされるなか、このマイナス分を即日埋めして、前日比プラスで推移できるかどうかに関心が集まりそうだ。25日の急落、26日の急反騰と、株価指数先物主導で波乱展開となっているだけに、予断を許さない推移となりそうだ。ただ、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が続伸したことや、外国為替市場での円安・ドル高進行は好感されそうだ。27日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円50銭を挟んだ推移となっている。

 26日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比140.90ドル高の2万5657.73ドルと続伸した。世界的な景気減速懸念が一服し、エネルギーや資本財、金融株などが上昇した。NYダウは一時、280ドル近くまで上昇する場面があった。原油価格の上昇を受けエクソンモービルやシェブロンが高い。スリーエムやキャタピラーといった資本財株も値を上げた。バンク・オブ・アメリカやシティグループなど銀行株も堅調。半面、アップルやアルファベット(グーグル)が値を下げ、ネットフリックスやセールスフォース・ドットコムが軟調だった。ナスダック総合株価指数は、同53.981ポイント高の7691.522と3日ぶりに反発した。

 日程面では、25日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米1月の貿易収支、米10~12月期の経常収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:minkabuPRESS
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