米国株見通し：欧州PMI急低下で世界的な景気減速懸念が再燃

S&P500先物　 　 　 　2852.00（-10.50）　（18:05現在）
ナスダック100先物　　7512.00（-22.50）　（18:05現在）

　18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は110ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、22日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。

　本日発表されたドイツの3月製造業PMI速報値が44.7に急落（予想：48.0、2月：47.6）。ユーロ圏の3月製造業PMI速報値も47.6に低下しており（予想：49.5、2月：49.3）、世界的な景気減速懸念が改めて認識される。NY原油先物は、欧州の景況感悪化を受けてユーロ安・ドル高が進んでおり、割高感から軟調推移が見込まれる。

　本日発表となる米経済指標は、3月製造業PMI速報値や2月中古住宅販売件数など。どちらも改善が予想されており、株式市場にはポジティブな材料となる可能性がある。決算発表は、ティファニーなどが予定されている。

＜KK＞