22日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で小幅続伸、港湾・海運株に買い

配信元:フィスコ
投稿:2019/03/22 16:57
22日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.69ポイント(0.09%)高の3104.15ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、2.79ポイント(0.09%)高の3251.20ポイントで取引を終えている。

中国景気の過度な先行き不安が後退。中国商務部の高峰報道官は21日、「3月の輸出入は回復傾向にある」と語った。米中貿易問題の不透明感などで売られたものの、指数は終盤に入りプラスに転じている。

業種別では、港湾・海運の上げが目立つ。錦州港(600190/SH)がストップ高、営口港務(600317/SH)が3.9%高、大連港(601880/SH)が2.1%高、中遠海運能源運輸(600026/SH)が2.0%高で引けた。

消費関連も高い。業界大手3社の光明乳業(600597/SH)が5.2%、大手小売グループの重慶百貨大楼(600729/SH)が3.7%、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.1%ずつ上昇した。自動車株、医薬品株、水道やガスの公益株、空運・紙パルプ株、インフラ関連株の一角も物色されている。


半面、証券・保険株は安い。中信建投証券(601066/SH)が4.8%、華泰証券(601688/SH)が1.4%、中国人民保険集団(601319/SH)が2.0%、中国人寿保険(601628/SH)が1.7%ずつ下落した。非鉄株、発電株、メディア関連株、ハイテク株の一角もさえない。

一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が1.52ポイント(0.49%)高の309.08ポイント、深センB株指数が3.62ポイント(0.35%)高の1038.42ポイントで終了した。

【亜州IR】


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