ドル円１１０円６０銭台、軟調地合い＝NY為替

　日本時間午前５時前のドル円は１１０円６０銭台。注目の米連邦公開市場委員会は、バランスシート調整について５月からのペースの鈍化の（米国債は月次３００億ドルから１５０億ドルに）と、米国債については調整を９月末で終了する予定を示した。

　政策金利についてはドットプロットで年内の据え置き、来年１回の利上げ見通しを示唆。経済成長見通しを引き下げ、現状の景気判断は下方修正した。

　予想を超える慎重な見方にドル売りが強まる展開となり、ドル円は１１１円５０銭近辺から一気に１１１円割れ、１１０円５４銭までつけて１１０円台後半もみ合いに。ユーロドルが１．１３５０近辺から１.１４４８を付けるなどドルは全面安。

　クロス円は揉み合いでドル主導の動きに。

　米株は一時軒並みのプラス圏も、米中通商協議への懸念などがあり頭を押さえれた。米債利回りは低下。１０年債は２.５９％前後から２.５２％台へ。