東京株式(大引け)=17円安、利食いに押されるも下値抵抗力を発揮

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/03/19 15:41
東京株式(大引け)=17円安、利食いに押されるも下値抵抗力を発揮  19日の東京株式市場は先物主導で売り先行で始まった後、下値で買い直され下げ渋る展開となった。途中一瞬プラス圏に入る場面もあったが、大引けは小幅マイナス圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比17円65銭安の2万1566円85銭と3日ぶり小幅反落。東証1部の売買高概算は11億401万株、売買代金概算は1兆8954億9000万円。値上がり銘柄数は597、対して値下がり銘柄数は1464、変わらずは74銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方は日経平均が先物への売りを絡め下値を試す展開でスタートした。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が揃って高かったものの、為替がドル安・円高方向に振れたことなどが全体相場の重荷となった。その後は3月期末の配当権利を取る狙いで押し目買いが入り、日経平均は下げ渋る展開に。国内景気に対する警戒ムードもあり、小売など消費関連の一角に売りがかさんだ。また、海外マクロ系ファンドのリバランスに伴う売買も内需株の下げに影響したとの見方も出ていた。売り圧力も限定的で日経平均は前日終値を一瞬上回る場面もあった。ただ、東証1部全体の7割近い銘柄が下落するなど、株価指数以上に利益確定の動きが鮮明化した地合いであったことを物語っている。全体売買代金は前日に続き2兆円に届かなかった。

 個別では、断トツの売買代金をこなしたZOZO<3092.T>が急落となったほか、売買代金2位の任天堂<7974.T>も安い。キーエンス<6861.T>が売りに押された。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が下落、楽天<4755.T>も値を下げた。メガチップス<6875.T>、TATERU<1435.T>インターアクション<7725.T>なども大きく値を下げている。ツルハホールディングス<3391.T>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>などの下げも目立った。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが堅調。日立製作所<6501.T>が活況高に買われたほか、東京海上ホールディングス<8766.T>も買いが優勢だった。ファンコミュニケーションズ<2461.T>が値を飛ばし、東亜建設工業<1885.T>も物色人気化。ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544.T>が高く、阪和興業<8078.T>なども値を上げた。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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