日本アビオ、今期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2019/02/22 17:00
 日本アビオニクス <6946> [東証2] が2月22日大引け後(17:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常損益を従来予想の1億5000万円の黒字→8000万円の赤字(前期は7億6400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の7億7600万円の黒字→5億4600万円の黒字(前年同期は2億3600万円の赤字)に29.6%減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 ●業績予想修正の理由 2019年3月期連結業績につきましては、売上高は、電子機器がスマートフォン市場の減速に伴う設備投資の低迷や米中貿易摩擦の影響による商談の延期等により海外売上高が減少し、予想を下回る見込みとなりました。営業利益および経常利益は、売上減に伴う粗利益の減少や、一部案件が追加原価計上により不採算案件となり、前回予想を下回る見込みとなりました。 また、下記のとおり、特別利益・特別損失の計上および繰延税金資産の取り崩しを行う見込みとなりました。●特別利益・特別損失の計上 (1) 特別利益 山梨アビオニクス株式会社(2018年10月1日付で当社が吸収合併、以下、山梨アビオニクス)において、敷地の一部を東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)に譲渡するため、建物の解体、更地化を進めておりましたが、これらの完了に伴い、22億16百万円を受取補償金として特別利益に計上する見込みとなりました。 また、JR東海への土地譲渡に伴う残地につき生ずる損失の補償として、1億83百万円を受取補償金として特別利益に計上する見込みとなりました。 (2)特別損失 山梨アビオニクスの建物の解体、更地化に伴い、4億73百万円を固定資産除却損として特別損失に計上する見込みとなりました。 また、赤外線事業について、「固定資産の減損に係る会計基準」にもとづく減損損失の認識・測定に伴い、約1億円を減損損失として特別損失に計上する見込みとなりました。●繰延税金資産の取り崩し 今期の業績等を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性の見直しに伴う繰延税金資産の取り崩しにより、約16億円の法人税等調整額(損)を計上する見込みとなりました。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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