米国株見通し:FOMC議事要旨好感や米中協議への期待が下支えか

配信元:フィスコ
投稿:2019/02/21 18:35
S&P500先物       2789.75(+ 2.75) (18:05現在)
ナスダック100先物  7083.50(+10.25) (18:05現在)

 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は40ドル高程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、21日の米株式市場は買い優勢気味に始まりそうだ。

 前日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月29-30日開催)では、年内の利上げ停止の明示はなかったが、バランスシート縮小の年内終了について意見が概ね一致しており、引き続き好感されそうだ。また、「米中貿易交渉の主要な構造問題で6つの覚書を準備」との報道も買い材料になるとみられる。NY原油先物は、米国内の原油在庫の増加が予想され、売り優勢気味の展開が見込まれる。

 本日発表となる米経済指標は、2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、12月耐久財受注速報値、2月製造業PMI速報値、1月景気先行指数など。強弱まちまちの予想であり、株式市場にはやや中立的な材料となる可能性がある。決算発表は、ロク、ドロップボックス、ヒューレット・パッカードなどが予定されている。

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配信元: フィスコ