【買い】CYBERDYNE（7779）明確な三角保ち合いで動意時期近づく、業績改善も買い安心感を誘うか◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

明確な三角保ち合いで動意時期近づく、業績改善も買い安心感を誘うか

業種：精密機器
時価総額：1548.3億円
PER：0.00倍
PBR：3.41倍

　身体機能を改善・補助・拡張・再生ができる革新的なロボットスーツ『HAL』の開発を行うベンチャー企業で、介護ロボットとして期待される『HAL』は「生体電位信号」を皮膚に貼ったセンサーで検出し、装着者の意思に従った動作を実現する。

　『HAL』の話題性が先行しがちだが、これ以外にも清掃ロボットや搬送ロボットなどの開発を行っているほか、『ACOUSTIC X』という光音響イメージング装置なども開発。人手不足社会が進展する中で、介護や重作業支援を目的とするだけでなく、災害時のレスキュー支援も含めた国策の本命銘柄としてのポテンシャルも秘めている。

　株価は今年に入って下値を抜け出すような動きを見せており、直近では800円台回復と相応に出来高を伴った上昇を見せた。足元では高値・安値の値幅が徐々に収縮して三角保ち合いを形成し、動意する可能性が高まっている。上値の重い原因は信用買い残が積み上がっていることに起因しているとみられるが、ファンダメンタルの改善を後ろ盾として上放れる方に賭けていく妙味はありそうだ。