【買い】ジャパンエレベーター(6544)週足陽線でレンジ上放れ、調整経て再び高値圏へ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/02/15 08:30

週足陽線でレンジ上放れ、調整経て再び高値圏へ

業種:サービス業
時価総額:728.4億円
PER:69.74倍
PBR:23.67倍

 エレベーターやエスカレーターの保守・保全業務を手掛け、独立系のメンテナンス会社では初の上場企業となる。2017年3月に鳴り物入りで新規上場して以来、一貫して上昇トレンドを維持する。

 インド財閥の1つジンダルとインド子会社のジャパン・ジンダル・エレベーター・サービスを設立して以降、保守だけでなく新設・リニューアルなどを含めた「グローバルスタンダード」の事業モデル確立を目指している。今後は自信を深めた事業モデルの水平展開で東南アジア圏への進出も目論んでいる。

 成長の源泉はインドをはじめ新興国には故障を事前に防ぐ「保守」という概念がなく、故障しても1週間や10日は放置が一般的。同社のサービスを持ち込んだことで、現地では注目が向いている模様。当面はインドのエレベーター、エスカレーター市場が2020年までの5年間で5割増と、世界最速ペースで拡大しており、この恩恵享受が期待されるだろう。

 株価は調整局面から抜け出して、終値ベースでの戻り高値を更新。昨日も全体で膠着感が漂う中、出来高をこなしながら強含んでおり、上値志向は強いとみる。週足のボリンジャーバンド+2σの2100円台を目指す動きは足取りは軽そうだ。
配信元: 達人の予想

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