コカコーラが決算冴えず大幅安 炭酸飲料の消費減が影響=ダウ採用銘柄

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/02/14 23:45

 コカコーラが大幅安となっておりダウ平均を圧迫。10-12月期決算を発表しており、1株利益や売上高は予想通りだったものの、米国や南米でのケース単位の販売量が減少していたことが嫌気されている。米国は1%、南米は2%減少した。通期の利益見通しが冴えないことも嫌気されている。ダイエットコ-ラやコカコーラ・ゼロなどゼロカロリー製品は堅調だったものの、全体的な炭酸飲料への消費が減少していることが影響した。輸送コストが増加したことも圧迫。コスト高を補うために値上げを実施したが、これが消費者離れに繋がった。

 クインシーCEOは同社の中核事業を炭酸飲料から移行しようと試みている。英コーヒーチェーンのコスタを買収したが、それが成長を加速させるか圧力にさらされている。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益:0.43ドル(予想:0.43ドル)
・営業収益(調整後):71億ドル(予想:70.7億ドル)
・ケース販売量:0%
  米国:-1%
  南米:-2%
  アジア:2%
(通期見通し)
・1株利益:-1%~+1%
・中核売上高:4%
・資本投資:20億ドル

(NY時間09:45)
コカコーラ  46.32(-3.47 -6.99%) 

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)