西川ゴム、今期経常を13%上方修正

配信元:株探
投稿:2019/02/08 14:00
 西川ゴム工業 <5161> [東証2] が2月8日後場(14:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.8%減の65.3億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の79億円→89億円(前期は95.4億円)に12.7%上方修正し、減益率が17.3%減→6.8%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の39.9億円→49.9億円(前年同期は50億円)に25.0%増額し、減益率が20.2%減→0.2%減に縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.5%増の26.2億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の8.1%→8.9%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 連結および個別における当第3四半期累計期間の業績につきましては、平成31年1月22日付「カナダ集団訴訟の和解に関するお知らせ」のとおり、当社顧客への自動車用シール部品販売の一部に関する米国反トラスト法違反に関連して、カナダにおいても損害賠償等を求める訴訟が提起されておりましたが、原告等との間で和解の合意に至り、当該和解金額468百万円を特別損失に計上いたしました。個別通期業績予想につきましては、売上高は増加となりましたが、原材料費や人件費の増加、さらには西日本豪雨災害および当該和解金の影響などにより、営業利益、経常利益、当期純利益は前回公表値を下回る見込みであります。連結通期業績予想につきましては、当該和解金の影響はありますが、主に東南アジアの業績が好調なことから、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回公表値を上回る見込みであります。 なお、期末配当予想につきましては、平成30年5月11日に公表いたしました1株当たり20円から変更はありません。 (注)本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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