ユーロ圏の景気減速へ懸念が広まる中でユーロは売り続く=NY為替
きょうもドル買いが優勢となる中、ユーロドルは戻り売りが続いており、1.14ドル割れを試す動きも見られている。市場ではユーロ圏の景気減速へ懸念が広がっており、ECBの年内利上げ期待も後退している。FRBもハト派に転じているものの、それが米経済を支えるのではとの期待も出ている中で、ドルとユーロの格差が拡大している模様。
この日は12月のユーロ圏小売売上高が発表されていたが、前月比1.6%減と3ヵ月ぶりの減少となった。景気減速へ懸念を正当化する内容。米中貿易協議が更に進展するのではとの期待から、市場ではややリスク選好の雰囲気が広がる中、ユーロドルは戻り売りが続いている。
きょうの下げで、本日1.1435ドル付近に来ている21日線を下回っているほか、フィボナッチ38.2%戻しの水準も下回る展開。1.14ドルちょうど付近に50%戻しの水準が来ているほか、61.8%戻しが1.1375ドル付近に来ており、下値メドとして意識される。
EUR/USD 1.1409 EUR/JPY 125.41 EUR/GBP 0.8814
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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