午後:債券サマリー 先物は続落、入札結果は順調も株価上昇が重荷

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/01/18 16:01
 18日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。強い入札結果を手掛かりに押し目買いが入ったものの、株価上昇が重荷となり戻りは限定的だった。

 債券先物は売り先行でスタート。トランプ米政権が対中関税引き下げを検討しているとの報道を受け、米中貿易摩擦の緩和期待から17日の米市場が株高・債券安となった流れを引き継いだ。その後も日経平均株価の上昇が影響するかたちで軟調に推移し、午前には一時152円44銭まで下落した。ただ、午後に入ると流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)を手掛かりにやや下げ幅を縮小。応札倍率は3.50倍(前回は3.12倍)なったことで好需給が意識された。

 この日の先物3月限は152円50銭で始まり、高値は152円55銭、安値は152円44銭、終値は前日比7銭安の152円51銭。出来高は3兆645億円となった。

 現物債市場で、新発10年債の利回りは一時0.015%まで上昇したが、その後は持ち直す動きとなった。午後3時過ぎの時点では、10年債が前日に比べ横ばいの0.005%、20年債が同0.005%上昇の0.465%、30年債が同横ばいの0.695%だった。


出所:minkabuPRESS
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