ドル円は一時109円台に 109.40円付近に21日線=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/01/18 00:24

 一連の経済指標を通過してドル円は買いが優勢となっており、一時109円台に戻した。前日のNY市場で109.20円近辺まで上昇したが、東京時間に戻り売りに押され108円台に値を落としていた。109円台に入ると輸出企業の売りオーダーなども観測されていた模様。

 EU離脱を巡る英議会の投票が通過したこともあり、市場は様子見気分が強まっている。次の材料を待っている雰囲気だ。

 FOMCメンバーがハト派色を強める中、米金利先高観が後退しており、ドル円は110円を目指す動きまでは見られていない。しかし、このところ市場では、米景気の先行きに悲観的過ぎたのではとの見方も出ており、株式市場も買い戻しが続いている。きょうはモルガンスタンレーの決算が失望的な内容だったことで、米株は下げて始まっているものの、下押しすることなく底堅さは堅持しており、ドル円も下値をサポートされている模様。

 来週以降、米企業決算が更に本格化してくるが、株式市場が乗り切れるようであれば、ドル円も一時的に買い戻しが優勢となる局面も期待される。

 目先は109.40円付近に21日線が来ており、上値レジスタンスとして意識される。

USD/JPY 108.97

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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