ＴＯＫＹＯ ＢＡＳＥストップ高カイ気配、３～１１月期決算受け買い戻しに火がつく

　ＴＯＫＹＯ　ＢＡＳＥ<3415.T>が値幅制限上限となる１００円高は６４６円カイ気配となっている。同社が１５日取引終了後に発表した１９年２月期第３四半期累計（１８年３～１１月）の単独決算は、売上高が９６億９９００万円（前年同期比６．２％増）と増収を確保したものの、営業利益は９億８４００万円（同１５．９％減）、最終利益は６億７４００万円（同１６．４％減）だった。利益は前年同期比２ケタ減となっているが、市場では「低調な利益については昨年１２月の急速な調整で織り込みが進んでいたほか、四半期で区切ると９～１１月期は改善傾向をみせている。売上高ベースで拡大基調が続いていることはポジティブ。株式需給面では信用売り残が高水準で信用倍率は直近０．８倍台と売り長であり、外資系ファンド筋とみられる貸株取引を活用した空売りも乗せられていた可能性が高い。その買い戻しが一気に進んだようだ」（準大手証券ストラテジスト）という指摘があった。

出所：minkabuPRESS