明日の株式相場見通し=買い戻し一巡で上値重い推移に、米中次官級協議を注視
あす(8日)の東京株式市場は、8日まで北京で開催中の米中貿易摩擦を巡る次官級協議の動向を注視しながらの神経質な展開となりそうだ。投資家心理改善による買い戻しで、日経平均株価がひとまず2万円の大台を回復したことで、上値の重い推移が予想される。
市場関係者からは「米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が現地4日の講演で、“素早く柔軟に金融政策を見直す用意がある”と発言し、今年の利上げを2回と想定していた引き締め路線を一時停止する可能性を示唆したことや、米12月雇用統計の堅調な内容、さらに中国人民銀行による金融緩和姿勢など複数のプラス材料が重なって、日経平均は一時、前週末比700円を超える上げ幅まで買われる場面があった。ところが、その後はじりじりと上昇幅を縮小する推移となった。買い戻しの勢いが一巡すると、模様眺めで上値が重くなる」との見方が出ていた。
7日の東京株式市場は、朝方から大きく買い優勢に傾いた。大引けに掛けて伸び悩んだものの、前週末の下げ分を帳消しにして2万円大台を回復した。日経平均株価終値は、前週末比477円01銭高の2万38円97銭と急反発した。
日程面では、12月の消費動向調査、武田薬品工業<4502.T>によるアイルランド製薬大手シャイアー買収完了に注目。海外では、米11月の貿易収支、世界最大級の家電見本市「CES」(11日まで)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
市場関係者からは「米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が現地4日の講演で、“素早く柔軟に金融政策を見直す用意がある”と発言し、今年の利上げを2回と想定していた引き締め路線を一時停止する可能性を示唆したことや、米12月雇用統計の堅調な内容、さらに中国人民銀行による金融緩和姿勢など複数のプラス材料が重なって、日経平均は一時、前週末比700円を超える上げ幅まで買われる場面があった。ところが、その後はじりじりと上昇幅を縮小する推移となった。買い戻しの勢いが一巡すると、模様眺めで上値が重くなる」との見方が出ていた。
7日の東京株式市場は、朝方から大きく買い優勢に傾いた。大引けに掛けて伸び悩んだものの、前週末の下げ分を帳消しにして2万円大台を回復した。日経平均株価終値は、前週末比477円01銭高の2万38円97銭と急反発した。
日程面では、12月の消費動向調査、武田薬品工業<4502.T>によるアイルランド製薬大手シャイアー買収完了に注目。海外では、米11月の貿易収支、世界最大級の家電見本市「CES」(11日まで)が焦点となる。(冨田康夫)
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